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地域活動団体

しぶやボランティアセンターを取材しました!

しぶやボランティアセンターを取材しました!

『しぶやボランティアセンター』は、ボランティア活動に関する相談受付の他、イベントや講座の開催、高齢者疑似体験セットや体験用白杖の貸し出し、ボランティア保険加入手続きなど、ボランティアに関わる多岐にわたる活動を行っています。
今回はしぶやボランティアセンターのセンター長・池畑さん、中村さん、佐山さんにお話しを伺いました。

きっかけは「何となく」でも大丈夫。


ー しぶやボランティアセンターではどのような活動をされていますか?

佐山さん:
ボランティア活動を行いたい人と、ボランティアの手助けがほしい人との橋渡しや調整をおこなっています。
地域でボランティア活動を行っている団体やグループなどと連携をとりながら、いつでも誰でも参加できるボランティア活動の拠点づくりを行い、住民が共に支え合い、地域に住むすべての人が心豊かに暮らすことができるまちづくりを目指しています。

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【佐山さん】

ー しぶやボランティアセンターへはどのような方がいらっしゃいますか?

池畑さん:
窓口には様々な目的の方がいらっしゃいます。
もちろん「こういった分野のボランティアがしたい」と具体的な希望を持っていらっしゃる方もいますが、意外と多いのが「何となくボランティアに興味があって」「定年になったので何かやりがいのあることがしたい」といった「何か始めたいけど何が出来るのか自分でも分からない」という方です。
そういった方にはまずお話を聞いて、相手の言葉の中から「何か」のキーワードを探していきます。それは仕事に関わることかもしれないし、趣味かもしれない。その「何か」と紐づけてボランティアをご紹介し、相手の反応や空気感を見ながら活動可能なボランティアを一緒に決めていきます。
この「何となく」は特にご年輩の方に多い傾向にあり、時にはボランティアとは全く関係のない世間話から相手の興味・関心のあるキーワードを探し、ボランティアの紹介につなげたりもしています。

これはオンラインでの対応は難しく、窓口だからこそできることだと思っています。
もちろんすぐに興味のあるボランティアとマッチングできるかは別問題ですが、「ボランティアをしたい」という人材の特徴を把握しておくことは大切な仕事です。

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【左:中村さん、右:池畑さん】

ボランティアとはもっと自由なもの。


ー 今年5月から新型コロナウイルスが5類に移行しましたが、コロナ禍での活動の苦労はありましたか?

池畑さん:
新型コロナウイルスの感染拡大が始まった当初は情報が錯綜していたこともあり、センターの活動が止まってしまった時期もありました。徐々にボランティアの受け入れを希望する施設・団体とボランティア活動を希望する人の双方の要望を聞きながら活動を再開していくことができましたが、正直けっこう困った状況でした。

中村さん:
ただありがたいことに、そのような状況でもボランティア活動をしたいという方は多くいらっしゃました。人と会って活動したいという方はもちろん、「家でも出来るボランティアはないか?」というお問い合わせもいただきました。


ー 自宅でも出来るボランティアにはどのようなものがあるのでしょう?

中村さん:
例えば絵手紙を書くなどです。
小学生から中学生くらいまで方に暑中見舞いやハロウィンなど季節のメッセージカードやお手紙を書いてもらい、この手紙を高齢者施設などにお送りして喜んでもらおうという活動です。
「家の中からでも誰かの役に立てること」、これもコロナ禍だからこそ出てきたアイディアです。
この活動は今後も続けていく予定です。

池畑さん:
よくイメージされる被災地で活躍するようなボランティアの姿ももちろん一つの形ですが、僕はボランティアとはもっと自由なものだと思っています。例えばバスや電車で「お席かわりましょうか?」という言葉をかける行為も、「相手を気遣う」という意味ではボランティアと呼べるかもしれないですよね。

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【これから高齢者施設などに届けられる絵手紙】

こんな僕らにぜひ会いにきてください!


ー ボランティア活動に興味のある方に伝えたいことはありますか?

佐山さん:
ボランティアの敷居はもっと低くても良いと思っています。「迷惑をかけちゃいけない」「始めたら責任をもって続けなきゃいけない」など深く考えすぎるより、もっと気負わずにボランティアに取り組んでみるとボランティア文化がもっと浸透する気がします。
私もボランティアを通じてつながりを楽しみたいと思っていますので、ぜひご一緒しませんか?

中村さん:
若者にもボランティアを身近なものとして感じて欲しいです。ボランティアという言葉にすると難しく考えがちですが、まずは興味を持ってもらうところからスタートできればな、と。クラブ帰りの若者に「朝から街のごみ拾いしようぜ!」でも良いですし、何かしら巻き込んで一緒にやれたら良いなと思っています。
こんな僕らにぜひ会いにきてください!

池畑さん:
ボランティアって本当に何でもありなんです。定義があるようでないのがボランティアなんです。正確にいうと「ボランティア4原則」やルールなどもありますが、それよりも「ボランティアをしよう」という意思の方が大切で、自由なものだと考えています。
ボランティアに紐づく「何か」のキーワードは皆さんが持っているもので、それを汲み取るのが僕らの仕事だと思っています。
ちょっとでも「やれるかな」という気持ちがあれば気軽にしぶやボランティアセンターまでお越しください。

しぶやボランティアセンターに関する情報


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