ハチコウ大学講座

ハチコウ大学講座「新一万円札の顔 渋沢栄一と兜町」を開催しました

ハチコウ大学講座「新一万円札の顔 渋沢栄一と兜町」を開催しました

今回は茅場町駅を出発し、日本橋方面へ2時間ほど歩きます。
駅からしばらく歩くと、銀行発祥の地に建つみずほ銀行に到着しました。
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明治6年に、日本初の商業銀行であり、株式会社でもある第一国立銀行がこの地に設立されました。渋沢栄一は第一国立銀行の総監役(後の頭取)に就任し、実業家としてのスタートを切りました。

第一国立銀行の初代建物は擬洋風建築の最高峰といわれ、錦絵にも度々描かれた東京の名所だったそうです。
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みずほ銀行からほどなく、東京証券取引所が見えてきました。
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明治11年、東京実業界の有力者である渋沢栄一や三井養之助などが出願し、大蔵卿の大隈重信の免許を受けて設立された日本発の公的な証券取引機関が東京株式取引所(現、東京証券取引所)となります。

東京証券取引所の近くには兜神社がありました。
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兜神社は証券界の守り神とされ、東京株式取引所(現、東京証券取引所)が設けられるに際し、明治11年5月に、取引所関係者一同の信仰の象徴、および鎮守として兜神社が造営されました。

兜神社の境内には兜岩がありました。
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兜岩の由来については、江戸時代、当地に屋敷を構えていた丹後田辺藩牧野家の上屋敷内に、源義家(あるいは頼家)が兜を埋めたとも、俵藤太(藤原秀郷)が討ち取った平将門の兜を埋めたともいわれる兜塚と呼ばれる塚あり、その上にあった岩が兜岩であると言われているそうです。あるいは、前九年の役(1050年)で源義家が東征した際に、この岩に願を懸けて戦勝を祈願したとも伝えられているとのこと。いずれにせよ、この兜岩が日本橋兜町の由来となっているそうです。

続いて近代化産業遺産に認定された日本橋ダイヤビルディング(旧三菱倉庫江戸橋倉庫ビル)を訪れました。
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ここでは日本橋のうつりかわりについて学びました。

続いて、郵便発祥の地を訪れました。
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日本に新式郵便制度が発足した明治4年に"日本近代郵便の父"と呼ばれる前島密によって、この地から、近代的な郵便事業が始まりました。
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年賀状の配達開始時に行われる出発式もこちらの郵便局で行われ、上記の出口から配達員が出発する様子がテレビなどでも報道されています。

続いて日本橋を訪れました。
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上の日本橋という橋銘は徳川15代将軍慶喜によるものだそうです。
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獅子は神聖な建造物を守る霊獣であり、玉を持つ姿が多いが、日本橋の獅子は東京市の市彰を持っていることが特徴だそうです。

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瑞洋を願って作られた麒麟像には「日本橋から飛び立つ」イメージを込めて、背びれのような翼があります。

日本橋を三越方面に渡ると元標の広場があります。
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日本国道路元標の複製や里程標があり、ここから主要地までの距離が刻まれています。

続いて、日本銀行前を通り、本日の最終目的地である日本銀行貨幣博物館を訪れました。
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貨幣博物館には一億円の札束の重さや時代劇でもお馴染みの千両箱の重さを感じられるスポットがありました。一億円もずしりと重かったですが、千両箱は実際に持つととても重く、これを担いで屋根伝いに飛び回ることなど、とても無理だと実感としてわかりました。

今後も皆様の学びの好奇心を満たす一助となれるような講座を企画していければと思います!

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