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NPO法人絆プロジェクト2030を取材しました

NPO法人絆プロジェクト2030を取材しました

 シブカツではNPO団体との連携を目的として、直接団体を訪問し情報交換を行っています。今回は、恵比寿にある絆プロジェクト2030の事務所を訪ねました。

 「絆プロジェクト2030」は、東日本大震災により被災したこどもたちに対して、心の健康に対する長期的なサポートを通じて、被災地のこどもたちの心のケアを行うことで、こどもの健全育成に寄与することを目的として2012年に設立されたNPO法人です。

 永野代表からNPOの立ち上げの経緯や、活動内容、イベントなど興味深いお話をお聞きすることができました。

〇団体の立ち上げの経緯と活動内容について
 きっかけは東日本大震災です。発生の2週間後の3月25日に活動をすると宣言しました。それから1年間活動して、NPOを立ち上げました。絆プロジェクト2030という名称は、震災時0歳児だった子が18歳になる2030年までこどもたちの支援活動を続けていく、ということから名付けました。現在ボランティアスタッフ約150名、サポーター(全国)約500名が参加しています。
 東日本で被災したこどもたちの支援活動を続けてきましたが、だんだん東日本も落ち着いていき、こどもたちも卒業していく中で、3年前から渋谷区内の児童養護施設のこどもたちの支援を始めました。
 団体には「過酷な環境にいるこどもたちを支援する」というテーマがあります。どんな環境においても、すべてのこどもたちは未来に夢と希望を抱かなければならない。その環境によっては生きるすべもなく、将来の希望もなくなってしまうのですが、そこをそう思わせないようにするのは、近くにいる大人たちです。「専門家による心のケア」「イベント開催」「文通等1対1のコミュニケーション」「教育関連の物資支援」などのバックアップする活動を続けて、こどもたちの支援を行っています。

〇イベントについて
 絆プロジェクト2030が「東京2020参画プログラム」の認証団体になりました。東京2020大会の機運を盛り上げるため、いろいろなイベントを開催しています。
 健常者も障がい者も差別なく一緒に応援しようということで応援チームをつくり、合唱団・チアリーダーで構成したステージを開催しています。また、笑顔ビューティーセミナーやパラリンピック応援フェスタなどの活動を並行して行っています。

 最後に、2月18日に渋谷区地域交流センター新橋で開催されるチャリティーイベント「恵比寿寄席 駒与志落語会」と「パラリンピック応援ソング」を紹介いただきました。
 「駒与志落語会は、慶応義塾大学の落語研究会のOBの人たちが協力してくれています。金原亭駒与志さんは素人ですが、高座名をもらっています。一方で、弁護士、慶應義塾大学法科大学院教授等の肩書もお持ちです。落語会は今回で9回目になります。興味のある方はぜひご参加ください。」
 (恵比寿寄席 駒与志落語会については、こちら」 

 「全盲歌手の栗山龍太さんの「リアルビクトリー」が、私たちのプロジェクトの応援ソングです。栗山さんは小学4年生のときに全盲になり、その後、全盲のこどもを受け入れている児童養護施設に入りました。それから努力して筑波大学理療科教員養成施設に入り、卒業後、横浜市立盲特別支援学校の先生になりました。YouTubuに上がっていますから、本当にいい曲なので、ぜひ聴いてください。」と熱くお話されていました。
 (リアルビクトリーについては、こちら」

 NPO法人絆プロジェクト2030はシブカツサイト内の「コミュニティを探す」においても紹介しています。

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他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。

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