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葛飾北斎と歌川広重はともに浮世絵風景画の巨匠として知られています。1830年代初頭、北斎は「冨嶽三十六景」をヒットさせて浮世絵の名所絵(風景画)を錦絵(市販される多色摺浮世絵版画)の主要ジャンルに成長させ、その後、広重が「東海道五拾三次」を成功させて、ジャンルとして確固たるものとしました。しかしながら、両者の絵づくりの手法には大きな違いがあります。それぞれの画風形成過程をたどるとともに、作画手法の特色を明らかにしつつ、当時の人々にどのように受け入れられたのかを考察します。